2006 12,19 00:00 |
|
昨日は春日若宮おん祭のフィナーレでもあります、
後宴能(ごえんののう)を見て来ました。 場所は春日大社内にありますお旅所です。 一昨日のお渡り式の行列の最終地点ですね。 本当は、一昨日のお渡り式の後、 このお旅所で、「お旅所祭」がありましたので、 それも見ようと思ってたんですが、 こちらもすごい人で、中に入れる状態ではありませんでした。 このお旅所祭は午後3時半から午後10時半まで続けられますので、 夜の7時頃になったらすくと言う話しでしたので、 お渡り式の後は、喫茶店でお茶をして、買い物して一旦帰宅しました。 でも、一度帰宅しますと、もう真っ暗ですし、寒いですし、 とても家を出る気になれず、お旅所祭は諦めました。 昨日の後宴能は午後2時からです。 奈良公園に行くと一昨日の人ごみがウソのように静かです。 露店もまったく出ていませんでした。 お旅所近くで、子供相撲をしていました。 これもおん祭の一つです。 でも、私はあまり興味がありませんでしたので、 後宴能の方へ行きました。 と言っても、能なんてさっぱり分かりません。 パンフレットによりますと、 最初の演目は「羽衣(はごろも)」です。 これは、テレビとかで見た事のある有名なもののようです。 お面をつけた演者がとても優雅に踊っておられました。 衣装も煌びやかで、本物の美しい女性の様に見えました。 次は「太刀奪(たちばい)」です。 これは、能じゃなくて、狂言ではないでしょうか。 いわゆる台詞のあるお芝居をしておられました。 完全な喜劇です。これは私でも良く内容が分かりました。 吉本新喜劇風のギャグもあり、大笑いしました。 刀を盗んだ泥棒を捕まえようとするんですが、 縄で、その泥棒を縛ろうとする時、 「早く、縄を首にかけるのじゃ」と言うと もう一人の人が泥棒じゃなく自分の首にかけるんです。 「お前じゃない、こいつの首じゃ」 こんなボケと突っ込みのやり取りがあるんですよ。 最後は「熊坂(くまさか)」こちらは、ちょっと 難しかったですねえ。この説明は割愛させて下さい。 おまけに、最近の奈良公園の様子を少し載せておきます。 帰り道に通った興福寺の境内に1本だけまだ綺麗な紅葉が 残っていました。 そして、南円堂の右近の橘の実がまだ一杯付いていました。 春頃に見つけて、夏も秋も付いていました。そして冬も。 何か嬉しいですね。 能の「羽衣」です。優雅ですね。 とても美しい姿です。 「太刀奪」です。本当に面白かったですよ。 「熊坂」です。ちょっと厳粛な雰囲気です。 興福寺の五重塔と紅葉です。 紅葉のアップです。 南円堂の右近の橘です。実が一杯付いています。 PR |
|
コメント |
能にしろ、狂言にしろわかりやすく演じてくれると楽しめるものですね。
かたちゃんの説明で「太刀奪」を楽しませて頂きました。 晴香家では私がボケで娘が突っ込みです(^^♪ それからまだ頑張ってる紅葉があったんですね。まだ赤い色が綺麗ですね。 以前かたちゃんがおっしゃってた「頑張ってる紅葉」というフレーズがが気に入ってます。 【2006/12/1917:24】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
|
能も狂言も以前に見た事があるんですが、
難しい物と決め付けていたようです。 今回、ちょっと興味が湧いて来ました。 日本の伝統芸ですので、大切にしたいですよね。 特に狂言は喜劇ですので、かなり楽しめますよ。 この時期にまだ綺麗な紅葉が見れるなんて 思っていませんでしたので、嬉しかったですね。 本当に奈良公園は長い期間いろんな物が 楽しめる所だと思います。 私の表現を気に入って下さって光栄です。 是非、晴香さんの面白いボケやギャグをお聞きしたいですね。 私はいつも娘達から天然と言われています(^_^;) |
「羽衣」は奈良一刀彫のモチーフにもなっていますね。
こういうのが屋外で催されるのは奈良くらいではないでしょうかね…。 南円堂の橘の実、綺麗でしたね。 気にも留めずに歩き過ぎて行く人が多かったですけどね。 |
お忙しいのに、コメントありがとうございます。
能はあくまでネタ探しで行ってみたのですが、実際に見てとても良かったです。動機は不純でも素晴らしい物を鑑賞出来て感激です。 そうそう!あの羽衣の姿、どこかで見た事あるなあって、ずっと思ってたんですが、一刀彫でしたねえ。お店とかに良く置いてありますよね。これで、謎が解けました。 橘は思わず写真に撮ってしまったんですが、別行動した主人もやはり撮っていました。こういう物にも気付ける自分が嬉しいですね。 |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |