2006 09,02 00:21 |
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本日二つ目の記事です。先に下の②の方を是非ご覧下さいませ。
さて、大仏池から、大仏殿の方へ向って歩いて行きました。すると知る人ぞ知る指図堂が出てきます。私は知らなくて、がんさんのブログで初めて知りましたので、是非訪れたかったお堂なんですが、主人は知っていたので、ちょっとびっくり。去年の秋、この辺をぶらぶらして見つけたそうです。写真の向って左側に映っているもみじが秋にはめちゃめちゃ綺麗になるそうです。主人イチオシの紅葉する木がそうです。 ここは、中の拝観は出来ませんが、靴を脱いで上にあがれます。私がのんびりと座って休憩をしてる所を主人が写真に撮ってくれたんですが、その写真をアップしようとしたら、断固反対されました。その理由は分かりませんが、仕方ないので、指示に従います。 この辺りは百日紅があちこちで綺麗に咲いていましたね。今回は割愛しますが、本当に奈良公園のあらゆる所に咲いているようですね。そして、どれも綺麗なんですよね。 そして、大仏殿へ到着しましたが、最初のコンセプト通り、裏の方へ行きました。講堂跡と呼ばれる所です。大仏殿の真裏です。ここに来て、主人がまたおかしな事を言い始めました。「ここは大仏ケツやで。」「え?何それ?」大仏ケツとは、つまり大仏様のお尻の方角と言うか、お尻に向ってる所なので、そう勝手に言っただけだそうです。単なる思い付きだそうで。歴史的にも価値のある大きな石の柱の跡がある神聖な所なのに・・・。 この講堂跡でもやはり鹿の家族が通過して行きました。そして、ふと気付いたのですが、いつも雄鹿が最後に歩いているんです。雌鹿が先頭で真ん中に子鹿がいます。いつもこの形態で歩いています。いくら安全な観光地でも、やはりいつ敵に襲われるか分からないので、本能的にそうしてるんでしょうね。凄いなあって、ちょっと感心しちゃいました。人間も皆こういう感じで生活してれば平和なのになあと思いました。 もう帰ろうとしたその時、正倉院の案内板の地図があったんです。それを見て、主人が「短足院(たんそくいん)はどうする?」と言うのです。そんなお寺聞いたことないなあと思い、地図を見ると「知足院(ちそくいん)」でした。わざとかマジか分かりませんが、大笑いしました。「知足院やんか!」そう言うと「我が家は知恵は充分足りてるからなあ。行かんでもいいか。」なんて言うんです。でも、せっかくだから、行ってみる事にしました。 場所は正倉院をさらに奥に行った所です。奥山ドライブウェイの入り口付近です。誰もいなくて、すごく怖かったです。昼間でも一人じゃちょっと行けないようなとても古びたお寺です。階段を上る途中の土塀もかなり古いですし、上に着いて見たお堂はもう時代劇に出てくるような感じでした。でも、良く見ると指図堂にすごく良く似てますね。何かすごい貴重なものを拝見したと言う感じでした。 帰宅してから調べたのですが、この知足院にある桜の木は天然記念物に指定されてるそうです。奈良県花の「ナラヤエザクラ」の原種なんだそうです。春になると見事な桜が咲くそうで、結構有名なお寺みたいです。是非、春にはその原種の桜を見てみたいと思います。 そして、今度こそ帰ろうとしたら、夕日が沈み始めて西の空が綺麗なんです。ここからだと一番近い夕景の綺麗な場所は大仏池だと言う事で、また戻って、落陽を眺めていました。場所を移し、大仏殿からも西の空を眺めました。どうして、夕日はあんなに美しいのでしょう。 気付けば、6時半。随分長い散歩になってしまいました。慌てて家路につきました。 知る人ぞ知る指図堂 のんびりしたお寺です。 講堂跡の鹿の家族 知足院 威厳のあるお寺です。 大仏池に夕日が沈むシーン PR |
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コメント |
指図堂っていう珍しい名前だったので調べたら大仏殿の計画図面を(指図という)を展示するお堂が建てられた事に由来してこういう名前がついたそうです。なるほどなと納得です。紅葉した時に是非もう一度行って下さいね。
ご主人の「短足院」には笑わせて頂きました。一緒に旅をすると楽しそうです。仰るとおり指図堂に似てますしこういうお寺は窓枠が釣鐘風になってるのが風情があっていいですね。見事な桜、来年までお預けですね。 夕日が沈むシーンはとても好きです。心が穏やかになるんですよ、不思議です。 鹿は雄鹿が子供と雌鹿を守って歩いている様で人間社会でもこうありたいですよね。 【2006/09/0210:36】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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指図堂の事調べて下さってありがとうございます。ブログに掲載する以上はちゃんと調べなきゃと思いながら、今回は文章に凝ってしまいました。いかにその面白さが伝わるか、結構表現に悩みましたので。
今年の秋や来年の春の楽しみがまた増えました。奈良公園は本当に奥が深いです。主人には笑わせてもらいましたが、いろんな知らない所に連れて行ってもらって有意義な散歩でした。 |
また随分歩かれましたね。
指図堂は、なんか落ち着きますよね。 私は子供の頃を想い出しました。 知足院へはまだ行ったことがありませんが、奈良八重桜は毎年見ています。 新公会堂の入口とか国立博物館の敷地内とか唐招提寺の境内とか。 転害門辺りにもあるようですね。 |
私はもうくたくたで途中で何度も休憩したのですが、健脚な主人は平気で、この後ジムに行きました。全く付いていけません。
私も指図堂で子供の時を思い出しました。あんな感じのお寺でお習字を習っていたんですよ。大阪の真ん中ですが、まだまだそういう時代だったんですね。 今まで桜の種類とか気にしないで見てましたが、これからはいろいろな種類を見つけて楽しみたいと思っています。今現在、ソメイヨシノもナラヤエザクラも区別がつきません・・・。 |
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