2006 10,30 00:06 |
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先日、偶然にも十月桜に出会い、本格的に見たいなあと思いまして、調べましたら、妙蓮寺に咲いてる事が分かりました。それで、一昨日、行って参りました。
妙蓮寺と言えば、8/29に芙蓉を見に行ったお寺です。その時の記事はこちらです。あの時は、すっかり芙蓉の撮影に夢中になり、お庭を拝見する事が出来なかったと言う大失態をしたのですが、今回は、十月桜と共に是非、お庭も拝見して来ようと思いました。 最寄駅は今出川なので、近鉄奈良から国際会館行きだと一直線なんですが、最近はすっかりJRに慣れて来ましたので、みやこ路快速で京都まで行き、地下鉄烏丸線に乗り換えて、今出川まで行きました。徒歩15分位で着きました。 まず、山門を入る前に、いきなりびっくりしました。まだ芙蓉が綺麗に咲いているのです。お寺の方の話では、十月末でまだこんなに咲いている事は珍しいとおっしゃっていました。そして、嬉しい事に八重の酔芙蓉の牡丹咲きが一杯咲いていました。「くす玉芙蓉」と言う名札が付いていました。なるほど、くす玉みたいですね。 そして、山門をくぐると一重のピンクと白の芙蓉、八重の酔芙蓉がまだまだ綺麗に咲いていました。 ふと本堂の前を見るとありました。十月桜です。遠くから見るとまるで、桜の木にポツポツと雪が積もっているように見えます。このお寺では、「御会式(おえしき)桜」と呼ばれています。「日蓮大聖人が御入滅された10月13日前後から咲き始め、翌年4月8日のお釈迦様の誕生の頃に満開になる珍しい桜」と言う事で、こう呼ばれているそうです。日蓮宗の門下では、皆こう呼ばれているみたいです。 本当に小さい可愛い花が、ポツポツと咲いていて、心が和みます。色は薄いピンク色で、花弁は八重のようです。本当に一つ一つが小ぶりなので、可愛いんです。お日様が照ってるうちに撮影しました。 そして、受け付けに行き、お庭を拝見する事にしました。 この日は、特別拝観の日だったそうです。収蔵庫の寺宝が公開されるそうです。ただ、予約が必要なんだそうです。私は、お庭さえ見れたら良いのですが、受け付けの方が、たまたまこの日、団体の予約が入っていたので、鍵が手元にあるので、良かったら収蔵庫も見て下さいと言う事で、拝見する事にしました。その代わり、普段は500円の拝観料が800円です。まあ、この時期、どこも特別拝観で、お高くなってますので、仕方ないですね。 まず、十六羅漢(らかん)石庭です。桂離宮の造園を指図した妙蓮寺の僧侶、玉淵坊日首(小堀遠州の弟子)の作だそうです。と言う事は、先日拝見した御香宮のお庭と共通してる訳ですね。真ん中の大きな青石は臥牛石(がぎゅうせき)と言い、秀吉公によって伏見城より移された名石です。 続いては、襖絵です。春夏秋冬と部屋が4つあり、それぞれの季節に合わせた絵が描かれています。普段は春と夏しか公開してないそうですが、特別に秋と冬も見せて下さいました。 そして、収蔵庫へ向いました。長谷川等伯一派の障壁画です。私は良く分からないのですが、一緒にいたご夫婦はこの方のファンと言う事で、熱心にご覧になっていました。その中の「鋒杉の図」はエリザベス女王のお気に入りだと解説の方がおっしゃっていました。 とにかく、十月桜も見れて、芙蓉や酔芙蓉も見れて、他にもコスモス、ホトトギス、紫式部も咲いていまして、とても良かったです。あ、椿もちょっと咲いていました。真っ赤な椿です。こんなに早く咲くのは珍しいとおっしゃってました。ここは、妙蓮椿と言うのがこれから咲くらしいのでまた咲く頃に行きたいですね。 くす玉芙蓉と山門 御会式桜と本堂 御会式桜 御会式桜 御会式桜 十六羅漢石庭 社務所の入り口の素敵な照明 PR |
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コメント |
ボリューム満点のソメイヨシノと違って、十月桜の儚げな咲き方も趣がありますね。
中心が紅くなった花が可愛らしいです。 こちらも襖絵はモチーフは伝統的なのもですが、現代的というか斬新な仕上がりになっていますね。 あと、私も載せましたが、入り口のこの照明、なかなかいい感じですよね。 |
お花好きな私としては、とても有り難いお寺ですね。芙蓉がまだ一杯咲いていたのは、嬉しい誤算でした。十月桜はその可愛らしさがたまりません。ソメイヨシノとかは、全体を眺める物ですが、これは、花の一つ一つを丁寧に見ると言う感じですね。若いお嬢さん方も携帯で写真を撮っておられましたよ。
襖絵も特別拝観で、拝観料も特別ですので、熱心に拝見しました。何でも勉強ですものね。 実は、照明はがんさんのブログで拝見したので、あ、これだって思って写真を撮ったんです。拝見してなかったら、気付かなかったかもしれません。同じのを載せるのはどうかと思ったのですが、主人が良い写真やん、と言ってくれましたので、掲載させてもらいました。 |
くす玉芙蓉とは面白いネーミングですね。折り紙で作るあのくす玉に似てますね。
この時期に芙蓉や桜が咲くのはやはり珍しい事なんですね。暖かいからでしょうか。 桜はやはり綺麗だし可愛いし日本の花の代表として誇らしいですよね。 そして「十六羅漢石庭」の美しい事。調和が取れていてまるで絵のようです。 社務所の照明はコードの長短の妙とでもいうのでしょうか、素敵ですね。 かたちゃんは毎日の様にこのような美しい光景やお花に触れ 心が洗われるのではないでしょうか。羨ましい限りです。 【2006/10/3017:20】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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くす玉芙蓉は、そう言われれば、子供の時にちり紙で作ったお花にそっくりですね!懐かしいです。
白砂の枯山水がお好きな晴香さんに是非このお庭は見て頂きたいですね。京都は本当にこの手のお庭が多いので、あちこち一杯見に行く所があります。 御会式桜はこの時期に見れると言うのが嬉しいですよね。冬の寒い時にも拝見したいなあと思っています。 いろんなお花を見たり、神社仏閣を巡るようになってからは、ストレスがたまらなくなりました。そのお陰で、食事も美味しく、健康的に暮らせるようになりました。でも、毎日のように出歩いているので、家族はちょっと呆れてるかも知れませんが・・・。 |
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