2006 09,26 01:00 |
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大乗寺の酔芙蓉がそろそろ見頃ではないかなあと思い、行って参りました。
JR奈良から六地蔵で乗り換え、地下鉄東西線で御陵(みささぎ)駅まで行きました。そこから徒歩10分程で到着しました。拝観料は無料です! もちろん酔芙蓉を見に来たのですが、ここをどうしても訪れたかった理由がもう一つあります。それは、HPのこの文章を読んだからです。 「平成四年暮れに転住以来、茫々と茂る草むらに覆われた草庵に等しい荒れ寺を、ツルハシ一本で参道造りからはじめ、そして現況にいたって居ります。傍ら吟道宣州流瑛心会と云う吟詠会を興し、其の吟友からの勧めにより酔芙蓉の苗木百本ほどの寄贈を受け、それを毎年百数十鉢に挿し木して、今日約千三百本を越えるまでに増やすことが出来ました。」一部転載、全文はこちらです。 何かこの文章に心打たれて、訪ねてみたいと思ったのです。 まず、門をくぐると「蚊が多いので、うちわで避けて下さい。」と言う看板がありました。そして、たくさんのうちわが置いてありました。本当に蚊が多くて、このうちわのお陰で助かりました。蚊取り線香も炊いてありましたし、かゆみ止めのムヒも置いてありました。 さらに驚いたのは、写真撮影用の脚立もベストポジションに置いて下さってました。平日で人もまばらでしたので、脚立に上って撮影させて頂きました。 さて、酔芙蓉ですが、もうとても綺麗に咲いていました。そして一つ一つのお花が大きかったように思います。狭い境内に所狭しと酔芙蓉が咲き乱れていました。ほとんどが八重で数株だけ一重がありました。そして、牡丹咲きもいくつかありました。 この後のお楽しみはお抹茶です。お菓子付きで500円です。拝観料が無料ですので、是非お抹茶は頂こうと思っていました。ちょうど住職さんがいらっしゃったので、文章を拝読し、感動して拝観に参りましたと申し上げましたら、頷いておられました。そして、スイスの美味しい水で作ったと言う冷茶をご高齢の住職自ら注いで下さいました。 お抹茶のお菓子は酔芙蓉をイメージしたお饅頭でどこかのお店の手作りだそうで、一つ一つ色が違うそうです。見た目も可愛いですし、お味も美味しかったです。 お寺の方(女性の方)にいろいろ酔芙蓉についてお話を伺いました。 九月の初めは開花数は少ないですが、ものすごく大きな花が咲くそうです。そして、十二月初めまで咲くそうですが、その時はとても小さいお花だそうです。八重がほとんどで一重が少ないのは、わざと一重を増やさないようにされてるそうです。八重の方が酔芙蓉らしくてお好きだからだそうです。 酔芙蓉は普通、朝に白く咲いて、だんだん、ピンクから赤になりその日のうちにしぼむと言うお花ですが、気温が低くなると二日かけて、色が変わりしぼむと言うお花もあるそうです。また、牡丹咲きですが、一重、八重、と言うような品種ではなく、八重が気温が低いと時々ああいう色の変化が起きるそうです。普通、この季節にはあまり見られないそうで、寒い時期には、良く見かけるとおっしゃってました。 最初から最後までとても親切で心温まるお寺でした。 大乗寺の門です。 赤い傘と毛氈が緑の木々に映えています。 境内に咲く酔芙蓉と十三重の塔 酔芙蓉の色の変化 牡丹咲きの酔芙蓉 確かに普通の八重と一緒に咲いています。 お抹茶と酔芙蓉仕様のおまんじゅう PR |
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コメント |
大乗寺の成り立ちを伺って、とてもこの寺に対する愛情を感じました。
ご住職自ら冷茶を入れて下さったりお寺の女性の方が酔芙蓉の事を丁寧に教えて下さったりととっても心温まるお寺ですね。 酔芙蓉の色が変わる様が本当によく撮れていて綺麗ですねえ。 調べたら酔芙蓉って別名秋牡丹っていうそうですね。 私は芙蓉の方が好きですが。 私の事で申し訳ないんですが、先日、父が小学生の時に行って以来行った事のない神社が今どうなってるか見たいという事で義兄の車でいろいろな人に聞きながらやっとたどり着きました。高台にあって景色のとてもいい神社でした。 70年以上も経ってましたが父が「ここだここだ」と言ってとても喜んでる姿を見て私達も親孝行が出来たかなと思った瞬間でした。 さっき、地震がありゆっさゆっさと揺れて怖かったです。 【2006/09/2609:43】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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大乗寺はとても小さなお寺で、歴史的にも貴重な物はないと思いますが、とても感じの良いお寺でした。酔芙蓉って秋牡丹とも言うんですか。知りませんでした。ありがとうございます。
親孝行されたんですね。70年振りの神社との再会、さぞ、お父様も喜ばれた事でしょうね。ご本人も周りの家族も最高の気分でしょうね。 地震ですか!お気を付け下さいね。本当に怖いですからね。 |
京都や奈良のめぼしい所は殆ど廻ったと思うのは、ただの思い上がりですね。
いや、私の話。 まだまだ知らない良い所があるようです。 こういうお寺で酔芙蓉の花を愛でながらお抹茶をいただく…。 最高ですね。 このお饅頭がまた可愛らしい。 酔芙蓉の色の変化もよく捉えられていますね。 またひとつ、行ってみたい場所が増えました。 |
がんさんの神社仏閣の知識はかなりなものだといつも感心しております。かえって私のような無知な者の方がただ単純にお花の綺麗なお寺と言う事で探すので、たまにこのようなお寺に出会う事があるようです。
正直もう今回で充分と言うお寺もありますが、ここはまた是非参拝したいと思えるお寺の一つになりました。特に駅から近いと言うのは私にとっては有り難いです。 お抹茶とあの可愛いおまんじゅうを頂くだけでも値打ちがあると思います。 |
かたちゃん、こんばんは!
1週間前に私も 大乗寺の酔芙蓉をみに連れてってもらいました。今年は花が遅く、まだ咲きはじめでした。 かたちゃんの写真を拝見して、たくさん咲いてきたと思いました。 ここのお寺はご近所の方がボランティアでお手伝いをしておられるのですよね。説明された女の方のおうちの酔芙蓉 も見事でした。 私たちはお茶とお菓子をいただいて おしゃべりをして、お話を伺って なんと家庭的なところだと驚きました。お菓子もご近所の方がもってこられたものだったようです。 かたちゃんの酔芙蓉 の写真、とてもきれいですね。 |
ikoさんも大乗寺に行かれたのですね。一週間前だったんですね。でも、酔芙蓉って一つ一つがとても綺麗ですので、満開じゃなくても充分楽しめますよね。
本当にアットホームなお寺ですよね。あの女性のお家の酔芙蓉は5年前に株分けしてもらったそうです。日当たりが良いので、お寺より綺麗に咲いていました。 ikoさんのレポートも楽しみにしております。 |
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