2006 12,08 01:06 |
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じっくり敷きモミジを観察していましたら、
黄色い実を発見しました。 真っ赤なモミジに黄色い実なんて、 凝った演出だなあと感心してました。 でも、千両と万両が境内にあったんですが、 これは、ちょっと違うようです。 気になったので、受け付けの女性に聞くと その方はアルバイトでご存知ないそうです。 すると、そばにいたおじさんが 詳しく説明して下さいました。 どうやらその方は、このお寺の関係者と言うか、 管理者のようです。住職さんではないと思います。 その方の説明で、百両と判明。正式にはカラタチバナです。 こういう実は大体どの種類も必ず赤と黄色があるそうです。 千両の黄色は見ましたが、万両の黄色もあると言う事ですね。 そもそも神苑で、万両、千両、百両、十両と 拝見しましたが、ほとんどのお寺では、 万両と千両だけで、後は南天がほとんどでしたので、 百両を見れてとても嬉しかったです。 するとおじさんが一両も十両もあるよと教えて下さいました。 百両は葉っぱが細長く、笹の葉みたいで、 十両は葉っぱがそれより小さいです。 ヤブコウジと言う名前通り、薮の中に生えるそうです。 ですから、教えてもらわなかったら、 絶対に見つからないような草の茂みの中に生えていました。 それをわざわざ見せて下さいました。 その上、写真を撮りやすいように 草を掻き分けて撮らせて下さいました。 そして一両です。アリドオシと言う名前だそうです。 これは、枝に針みたいなのが出てますし、 赤い実にもトゲがあるので、分かりやすいですね。 さらに、百両の赤い実もわざわざ見せて下さいました。 こちらは、松の木の下で、苔の中です。 私が柵の外から撮っていましたら、 特別に苔の中に入っても良いよと 仰って下さり、良い写真が撮れました。 一つのお寺の境内に一両、十両、百両、千両、万両と 全部揃っているのを見たのは初めてでした。 ところが、そのおじさんからびっくり発言が。 これらは、わざわざ植えたのではなく、 小鳥たちが勝手に運んで来た物だそうです。 糞の中に種が混じっていて、それが育ったそうです。 ですから、本当に自然に生えた物なんです。 確かに見た目には、あちこちバラバラに 植わっています。一度、雑草と間違えて 切ってしまわれた事もあるそうですよ。 演出された敷きモミジとは対照的に とても親切なおじさんと 小鳥たちの落し物の産物。 お話を聞けて本当に良かったです。 500円の価値もありましたし、 本当に来て良かったなあと思いました。 黄色の百両(カラタチバナ)です。 赤い百両です。苔の中を入らせて頂きました。 十両(ヤブコウジ)です。絶対に見つけられないですね。 一両(アリドオシ)です。珍しいですよね。 アップでどうぞ。実にトゲがあるのが、見えますよね。 PR |
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コメント |
紅葉の赤い色と枝の張り具合というのでしょうかとっても素敵ですねえ。
こういう写真を見ると又壁紙にしたくなります(^^♪ 管理者の方がご親切に教えて下さったなんて かたちゃんがあまりにも熱心にご覧になってたのでしょう。よかったですね(^^♪ 小鳥達とのお話も初めて聞きます。何かほのぼのしますね。 でも、どうしてこんなに可愛い実をつけるのに小判の様な名前になったのでしょう。 そこも聞きたいとこですね。 【2006/12/0811:32】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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がんさんが良く仰ってるように京都ならではのまさに作られた美しさですよね。それだけ、手間暇かけて、日頃の手入れが大変だと言う事でしょうね。
それなのに、自然に生えた物をそのままにされてると言うアバウトさが良いなあと思いました。 ここはまだまだ嵯峨野・嵐山では穴場とされてる所ですが、それでも、平日の雨の中、たくさんの方が来られていました。若い女性二人がせっかく入り口まで来て有料と知って、帰られました。勿体無いなあと思いましたが、もっと年配になれば価値も分かるでしょうね。 |
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