正暦寺に着いたのは、ちょうどお昼頃でしたので、境内の前にある広場でお弁当を頂きました。この日は曇り空でとても気温も低く、じっとしてると震える位でした。

昼食後、境内に入りました。紅葉は20％～30％位でしょうか。5年程前に主人と来た事があるんですが、その時もまだ紅葉には早かったので、正暦寺の紅葉には、縁がないのでしょうか。それでも、真っ赤に紅葉したモミジが何本かありましたので、それは見事でしたね。

元々主人は桜の紅葉が好きなんだそうです。あのオレンジ色の素朴な感じが良いそうです。結婚して24年目にして知った新事実です。私はやっぱり可愛いモミジやカエデの紅葉が好きですね。しかも真っ赤よりちょっとピンクがかった感じの色が良いですねえ。

私は何度も心の中で、これが紅葉してたら綺麗だろうなあと思ったのですが、主人はこれ位の色付き初めでも良いようですね。確かに、境内はとても静かで落ち着いた所で、奈良らしい素朴なお寺でした。日曜日だし、有名だし、きっと人が多いと思っていましたが、まだ紅葉してないと言う事もあって、予想外に少なかったですね。

さて、拝観ですが、福寿院と本堂の両方で500円です。まず福寿院に入りました。ここの建物は重文になっています。ここには、枯山水があります。奈良のお寺には、珍しいですよね。ちょうど私達がお庭を拝見してる時に日が照って来たのです。ですから、とても良い写真が撮れました。私達素人カメラマンはお天気にすごく左右されるのです。後、襖絵なんかもありました。

そして、山を登ると本堂があります。とても良い雰囲気のお堂です。今月一杯は、秘仏の薬師如来像が拝見出来ます。山からの景色も絶景です。

今、正暦寺は紅葉はまだですが、赤い実が一杯なっています。もうこの赤い実が紅葉の代わりみたいに境内を飾ってくれています。お寺の方にお聞きしたら、「下に下がっているのが万両、上に付いてるのが千両、鈴なりになっているのが南天」と教えて下さいました。万両と千両は神苑で見て、しっかりと覚えているのですが、南天は小さい時から良く見てますが、こんなにぶどうの様に一杯実が付いてるのは初めて見たので、ちょっとびっくりしました。本当に境内のあちこちにすごい南天の実がなってるんですよ。もう半端じゃない量でした。

最後におまけの画像です。かたちゃんBがお庭を拝見してる写真です。私がお庭をじっと眺めていましたら、主人が後ろから「何をしてるんだろう？」と不思議に思って、写真を撮ったそうです。私は撮られてるのは全く知りませんでした。実はこの時、あの赤い実は南天だろうか、それとも他の実だろうかと熟考していたのです。でも、余程じっとして固まってたんでしょうね。


外から福寿院を見た所です。(by かたちゃんA)


福寿院の入り口です。(by かたちゃんA)


福寿院のお庭です。(by かたちゃんB)


同じく福寿院のお庭です。(by かたちゃんA)


本堂です。とても雰囲気の良いお堂です。(by かたちゃんA)


(上)万両→千両
(下)南天→南天のアップ(水滴が付いていました。) (by かたちゃんB)


瞑想するかたちゃんB？ (by かたちゃんA)