2006 07,24 00:05 |
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さて、春日神苑の後は、実はもう一つの目的があったのです。知る人ぞ知る、奈良の伝統行事です。
以前記事にしました「ゆり祭り」が行われました率川神社のすぐ隣に伝香寺(でんこうじ)というお寺があります。ここには、「はだか地蔵」と呼ばれているお地蔵様がいらっしゃいます。木製の地蔵菩薩立像です。興福寺の尼僧の発願によって作られたそうです。裸のままではお祭りする事は出来ませんので、布の衣を羽織っておられます。このお地蔵様は秘仏で普段は非公開ですが、一年に一度7月23日に「着せ替え法要」がされます。1228年から始められたそうです。 その着せ替え法要を拝見して参りました。マスクをされたお坊さんがお二人で、厳粛に今羽織っておられる衣を脱がされ、新しい衣に着せ替えられました。本当に衣の下は裸でした。とても華奢で、でも美しい体型でした。ちなみに、古い衣は切り分けられて、お守りにされるそうです。 率川神社のゆり祭り程ではありませんでしたが、やはりテレビカメラが 来ていましたし、アマチュアカメラマンもたくさんいました。 とても珍しい行事を拝見する事が出来て良かったです。それにしても1228年からとは700年以上も続いているんですね。やはり奈良は古都でした。 さあ、これからお着替えが始まります ちょっとセクシーなお地蔵様です これでお着替え完了です とても優しいお顔をされていますね PR |
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コメント |
奈良の伝統行事であるという伝香寺の「着せ替え法要」というのは全く知りませんでした。
関西に5年ほど住んでたんですからニュースで流れたはずですよね。1年に1度という公開の場に巡り会えただけでも幸せな事ですね。 古い衣は切り分けられて、お守りにされるそうですが、それは参拝者の方に配られるのでしょうか?お地蔵様が羽織っておられたものですから貴重なものですよね。 やはり奈良は「深い」ですね。こうやってかたちゃんの所でいろいろと勉強させて頂いてます。 【2006/07/2414:38】||晴香#9859db6f4c[ 編集する? ]
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いえいえ、20年以上も奈良に住んでいる私が知らなかったのですから、あまり有名じゃないのかも知れませんね。ただ近所なので、知らなかったのが情けないですね。
お守りは多分参拝者に配られるのでしょうね。昨日はすごい雨で、人も一杯で脱いだ靴もビショビショでお着替えが終わった所で帰って来ました。最後まで残ってたらお守り頂けたのでしょうか・・・。 このお着替え法要は尼僧がご自分のお母様を偲んで始まったとか。出来たら、尼僧の方に法要をして欲しかったですね。 |
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