2006 12,24 00:21 |
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「御蓋山」と書いて「みかさやま」と読みます。
我が家のベランダからは、向って左から、 若草山、春日山、高円(たかまど)山と見えます。 若草山は毎年、成人式に山焼きが行われ、 結構ニュースでも流れますし、有名ですね。 大阪出身の私でも良く知っていました。 後、奈良公園と言えば、若草山みたいな感じもありますよね。 右側の高円山は毎年、お盆に大文字焼きがあります。 これは、京都程有名ではありませんね。 現に私も奈良に引っ越して来て、初めて知りました。 でも、高円山ドライブウェイがあるので、知名度はあるかも。 さて、真ん中の春日山ですが、 「春日山原始林」として、世界遺産に登録されました。 なので、春日山の名は世界に知られる事になったのです。 実は、春日山原始林は春日山と御蓋山の両方の事を指しています。 そもそも御蓋山は春日山の一部なのです。 春日山の最高峰を花山と言うそうです。 そして、その前のちょっと低めのこんもりとした山が 御蓋山なのです。 この御蓋山は春日大社の神山で、とても神聖な山なのです。 頂上には、本宮神社がまつられています。 御蓋山の詳しい説明はいろいろサイトがありますが、 こちらに詳しく載っていますので、ご参考にして下さい。 この御蓋山を今回ご紹介したのは、訳があります。 まず、名前です。若草山の昔の名前が「三笠山」だったんです。 同じ読み方なので、良く間違われます。 万葉集の「天のはら ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の三笠の山はこの御蓋山の事だそうです。 そして、もう一つ、御蓋山は普段、ほとんど春日山と同化して、区別が付きません。 つまり、その存在感がないのです。 でも、時には、モヤで春日山が隠れ、その存在を誇示する事もあるのです。 すっかり御蓋山の事を忘れてる私でも、 この時は、御蓋山が自分の存在をアピールしてるように思えるのです。 そんな意味も込めて、この半年間でいろいろな御蓋山の写真が集まりましたので、 今日はその姿をご披露したいと思います。 普段はほとんど春日山と同化して御蓋山の姿は分かりません。8/8撮影(ベランダより) モヤが出ると御蓋山が浮かび上がります。7/20撮影(ベランダより) 完全に春日山が隠れて御蓋山がその姿を現しています。12/9撮影(ベランダより) 春日野園地からが角度的に一番良く見えます。9/29撮影 荒池越しの御蓋山です。とても美しい姿です。11/26撮影 PR |
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