2006 11,15 00:36 |
|
今、京都ではあちこちで特別拝観が行われています。詳しくはこちらをご覧下さい。普段は非公開で、この時期だけ公開されます。しかも1週間とか10日間位の短い期間です。この情報は主人が教えてくれました。
それで、昨日は一人で、東福寺へ行きました。JR奈良からみやこ路快速で東福寺駅まで行き、そこから徒歩10分程です。東福寺の塔頭の龍吟庵(りょうぎんあん)の特別拝観です。 拝観料は800円です。ここの方丈は国宝で、現存する最古の方丈建築だそうです。でも、残念ながら、撮影禁止ですので、写真はありません。そして、何と言ってもこちらで有名なのは庭園です。庭園は写真撮影OKです!3つのお庭があって、それぞれに大学生と思われる女性がガイドさんでいました。受付も若い女性でしたので、狭い場所に若い女性4人がおられたのです。ちょっとびっくりです。さすが拝観料がお高いだけの事はあります。 まず、白砂だけのお庭で、「無の庭」です。そして、岩と白砂と黒砂のお庭の「龍の庭」です。岩が龍を表していて、砂は白雲、黒雲を表しているそうです。最後が赤砂の「不離の庭」です。龍吟庵開創の国師が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、二頭の犬が国師の身を六頭の狼から守ったと言うお話に基づいて作られたそうです。どれも全て重森三玲氏の作庭です。 ガイド付きなので、良く分かったのですが、パンフレットがないのが、ちょっと残念です。でも、とても貴重な物を拝見させて頂きました。 龍吟庵の表門(重文)です。門は閉まってますが、横から出入りしました。 「無の庭」です。白砂だけのお庭です。 「龍の庭」です。奥に見える岩が龍の頭です。 「龍の庭」黒雲、白雲と躍動感があります。竹垣は稲妻を表してます。 「不離の庭」です。横長の岩が国師で、両脇が犬、その周りが狼です。 「不離の庭」赤砂が綺麗です。竹垣は山を表しています。 PR |
|
コメント |
こういう場所に若い女性が関わってるというのは素敵な事ですね。
素晴らしい作品に若い時から触れてると自ずから目が肥えてきますものね。 重森三玲氏の作庭だそうですが、一つ一つにちゃんとしたストーリーがついてるのが面白いです。 白砂はよく見ますが、黒砂や赤砂で作られてるお庭は珍しいですね。 山や稲妻を表してる竹垣がその雰囲気を出していて綺麗だし、飽きないし、楽しいし 素晴らしい庭園だと思います。拝観料が高いのも頷けますね。 【2006/11/1510:53】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
|
そうですよね。うちの娘と同じ位の女性が解説してたのを見て偉いなあと思いました。ちょっと質問したんですけど、ちゃんと答えてくれましたし、良く勉強されてるようでした。
今まで、いろんな枯山水のお庭を拝見して来ましたが、今回は本当にユニークでしたね。独創的と言うか、斬新と言うか。確かに見てて楽しめましたね。特にお話を聞くとより面白いですよね。 拝観料は高いですが、一年のうちの本の一時期しか見れないのですから、値打ちはありますよね。お庭以外にも襖絵や仏像も公開されていましたしね。 |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |