2006 10,25 00:00 |
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さて、日付は変わって、10/22(日)次女と今度は京都の美術館に行きました。次女の希望は京都国立近代美術館のプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展です。そして私の希望は京都市立美術館の「ルーヴル美術館展」です。ところが、何とこの二つの美術館は向かい合わせにあるのです!それで、両方行く事になりました。
JR奈良からみやこ路快速で六地蔵まで行き、そこから地下鉄東西線で東山まで行きます。数年前ですが、地下鉄が六地蔵まで延びてくれて本当に助かります。お陰でより京都が近くなりました。 東山から徒歩5分位でしょうか。平安神宮の大きな鳥居が見えて来ます。その参道の右側に市立美術館、左側に国立美術館があります。 まず、国立近代美術館に行きました。プライスと言うアメリカ人が個人で所有してると言う江戸絵画、すごい数です。伊藤若冲(じゃくちゅう)の物が中心です。庶民はすぐにお金の事を考えてしまいますね。でも、外国人が日本の絵画の素晴らしさに気付いてコレクションするなんて、日本人として光栄です。その日本人がその魅力に気付かないのでは、恥ずかしい事です。そう思って見ましたが、やはり、次女とは見方が違いますね。どうしても軽く見てしまいます。と言うのも、人が多いんです。日曜日しか来れなかったので、仕方ないですが、奈良と京都の日程を逆にすべきだったとちょっと後悔していました。それでも、先日見た応挙と芦雪の作品があると、おおっ!って感じになりましたね。 さて、次は京都市立美術館です。ここで、ますます私は後悔してしまいました。何でこの日に来たんだと。後で書きますが、ある行事が終わって、どっと美術館にお客さんが入って来たのです。何となく、ついでに入ったような人がほとんどでした。もう満員電車の中のようでした。とてもじっくりと鑑賞出来る状態ではありませんでした。それでも、何とか、アルルのヴィーナスとか見たい物はしっかりと見れて良かったです。 美術館に興味のない私がどうして、このルーヴル美術館展に来たかったかと言いますと、もう25年前の事です。OL時代、長期休暇を取ってヨーロッパ旅行をしたのですが、その時、ミーハーな気持ちでルーヴル美術館に行ったのです。どんな作品があったのかはほとんど覚えていませんが、「モナリザの微笑み」だけは異常に覚えています。残念ながら、今回は出品されていませんでした。他に覚えているのは、その日、日曜日だったので、ルーヴル美術館は入場料無料だったのです。日曜日だから、ただと言うのは日本人の私にはちょっと理解出来ませんでした。実際は何フランだったのか知りませんが。それと、シャンゼリゼ通りで食事をしようとしたら、日曜日なので、ほとんどのお店が閉まっていたのにも驚きました。本当に昼食を取るのに、苦労しました。いろんな事が思い出されて懐かしかったです。 さて、先程書きました行事ですが、この日、時代祭があったのです。全くその事は忘れていました。私達が東山駅に着いて、地上に出たら、三条通りがすごい人だかりなんです。時刻は2時20分で、ちょうど行列の真っ最中だったんです。それはもうラッキー!と思い、行列を見てたのですが、娘に早く美術館に行こうと言われ、泣く泣くその場所を離れました。ちらっとしか見なかったのですが、とても良かったので、来年はちゃんとした場所でじっくり見たいですね。 ちょっとだけ、娘が写真を撮ってくれましたので、雰囲気だけ味わって頂けたらと思います。 (上)京都国立近代美術館の看板 (下)京都市立美術館の壁面 三条通りにて 三条通りにて 三条通りにて 三条通りにて 平安神宮通りにて PR |
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コメント |
芸術の秋。
いろんな所でいろんな展覧会が開催されていて、全部回るのは大変ですね。(行けるかな…) 今回のルーブル展は彫刻と器ばかりで、絵画好きの私は『よく調べてから来れば良かった…』と、ちょっと後悔しました。 開催されてすぐに行ったので、それほど混んではいませんでしたけどね。 しかし、22日の京都はごった返してましたね。 時代祭の威力はスゴイものがあります。 |
美術館は本来落ち着いて見るべき所ですよね。じっくりと眺めてその絵の良さをあじわう所だと思ってます。
ルーヴルに行かれた事があるんですか? やはり「モナリザの微笑み」は かたちゃんの心をとらえたのかな。 今だと又違った感覚で他の作品も鑑賞できるかもしれませんね。 私も以前足立美術館に行ったのですが、庭園が目的だったので あまり絵画や美術品は覚えてないんです。 しかし、伊藤深水の美人画は、女性の表情がとても綺麗だったのでよく覚えています。 三条通りの時代祭りは実際に見たら衣装が豪華で綺麗なんでしょうね。 来年はゆっくりと見れるといいですね。 【2006/10/2511:22】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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22日に時代祭があると知らないで行った私達はつくづくアホだなあと反省しています。でも、偶然にも行列を拝見出来たので、不幸中の幸いでした。中途半端に見たので、ちょっと不完全燃焼です。是非、来年はちゃんと見たいですね。
がんさんは、神戸にも大阪にもこの秋美術館に行かれましたよね。娘が行きたいなあと言っていたのに、もう終わってしまっている展覧会もあるようです。やはり、開催されたらすぐに行くと言うのが、いろんな意味で鉄則ですね。 |
ルーヴル美術館の「モナリザの微笑み」だけはガラス張りで、横に警備員もいて、撮影禁止だったように思います。きっと今だったら、もう少し真剣に見ていたでしょうね。勿体無い事をしました。
時代祭、京都まで、わざわざ行こうと今まで思わなかったんですが、今回少し拝見して、しっかり見たいと思いました。衣装が本当に素晴らしかったです。 |
かたちゃん、こんばんは!
京都の美術館もいかれたのですね。「若沖」は私も好きな画家です。江戸時代に日本でもこんな絵を描く人がいたなんて・・・驚きですよね。 ルーブルも観られたのですか? 私もパリのルーブルへいったのですが、「モナリザの微笑み」が想像していたより小さい画だったことに驚きました。私の中ではとてつもなく大きいものになっていたのですが・・・ 「時代祭り」も観覧されて、中味の濃い一日でしたね。 |
かたちゃんもル-ブル美術館へ行かれたんですね。懐かしいわ。私もはるか昔に行き、美の洪水に圧倒されました。
一番驚いたのは、教科書でしか見たことのなかった名画がガラスケ-スもなく、むき出し状態で展示してあったことでした。 側では、イ-ゼルを立てて学生が、模写してたし・・・・ 日本では考えられない光景でした。 確かにル-ブルの至宝といわれているモナリザの厳重な警備は、凄かったです。むき出しの展示との大違い。あのミロのビ-ナスも触ろうと思えば触れそうでした。ちゃっかりその前で写真を撮りました。これも日本では考えられない。 かたちゃんのおかげで、しばし思い出に浸りました。この話を娘にするとかなり、むくれられます。学芸員の資格を取るほど彼女は美術館、博物館好きなんです。かなりの数の展覧会に行ってます。私もたまにお供します。今は、卒論で忙しく展覧会は我慢です。 |
海外のあちこちに行かれてるikoさんですから、パリは当然行っておられると思いました。確かに想像したよりは小さかったかもしれませんね。
京都の美術館に行った日がまさか時代祭だとは思ってもいませんでした。人ごみで大変でしたが、結果的には時代祭もついでに見れてちょっと得した気分です。 江戸絵画の良さが今回少しでも分かってとても良かったと思います。次女に感謝ですね。 |
ししょうさんも若かりし頃に行かれたんですね。確かに、写真撮影自由なのには驚きましたね。本当にオープンでした。
お嬢さんも美術館、博物館がお好きなんですね。うちの長女は全くの無関心ですが。同じく長女は今卒論に追われております(^_^;) |
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