2006 10,24 00:00 |
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以前から次女と行こうと約束していました展覧会に行って参りました。場所は奈良県立美術館です。今、「天才と奇才の師弟 応挙と芦雪」と言うのが開催されています。私は正直こういうのは良く分からないのですが、次女がとても興味があるので、くっついて行く事にしました。
10/20(金)急に次女の大学の授業が休講になったので、この日の午後に行ったのですが、かなりの人の多さに驚きました。まず、応挙(おうきょ)と芦雪(ろせつ)ですが、リンクを貼ってありますので、詳細はそちらをご覧頂くとして、円山応挙は江戸時代の画家で、師匠にあたります。そして、1000人の弟子の中の一人が長沢芦雪です。応挙は天才と呼ばれ、リアリティあふれる写生画を描いたのに対して、芦雪は自由奔放に描いて奇才と呼ばれたそうです。いたずらをして3回も破門されたそうです。 確かに素人の私でも、一目見て、その違いは良く分かりました。芦雪の虎図や牛図は見ていて、惹かれる物があります。迫力もありますし、大胆ですし、でも愛嬌のある絵で親しみやすい感じがしました。 私は、ふと思いました。応挙の弟子達は皆師匠の教え通り、忠実に学んで行ったのに、芦雪だけは独自の画法で自由に描いたと言うのを知って、これは、うちの娘二人にも当たるなあと思いました。長女はどうしても親が口出しして、この色は変だとか、この形はおかしいとか注意してしまいました。結果、個性のない絵しか描けなくなりました。でも、次女は自由に描かせましたので、いつしか知らないうちに自分独特の絵を描くようになりました。もちろん、生まれつきの物もあるでしょうが、育て方や教育によって違って来る部分もあると思います。ただ、これは、芸術の部分だけであって、全てに当てはまる訳ではないと思いますが。 絵を描くのが好きな彼女は見るのも好きで、こういう美術館での鑑賞を好みます。ますます、感性が豊かになるだろうなあと思います。私は毎日のように写真を100枚も200枚も撮っていますが、たまにシャッターを押す娘の写真には、目を見張る物があります。まあ、そんな私ですが、少しずつ感性が豊かになっていけたらなあと思って、写真を撮っています。 さて、本日より奈良国立博物館で「正倉院展」が始まります。こちらの方も見ましたら、またレポしたいと思います。そして、興福寺境内も紅葉し始めて来ました。 美術館巡りは続きます。本日の写真はすべて次女の作品です。 ※久し振りにHP更新しました。去年の紅葉です。良かったらどうぞ 美術館の看板と奈良公園の景色 だれてる鹿が一頭と思ったら、向こうにも同じような鹿が。 お耳の大きな顔のちっちゃな鹿さんです。 正倉院展の予告ポスターです。随分早くから準備されていました。 興福寺五重塔と紅葉 PR |
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コメント |
応挙の名前は時々耳にしますが、芦雪は始めて知りました
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県立美術館に行って人が多いと違和感がありますね。
しかも平日でも多かったのですね。 それだけ人の関心を買う企画だったのでしょう。 確かに見ておいて損の無い展覧会だと思います。 私も感性を研ぎ澄ませておく目的もあって、展覧会や神社仏閣を巡っております。 何かにつけて役立ちますし、精神の老化を防げるような気もします。 今日から正倉院展ですね。 早めに行きたいのですが、今週は土曜出勤が…。 |
絵はその人の感性が表れますよね。そして初めての子供には過保護になってしまって
ついつい親の口出しが多くなります。下のお嬢さんは本当に着眼点が面白くて 感性が豊かで素晴らしい写真を撮られると思います。上のお嬢さんの写真は 拝見した事がありませんがいつの日か見せて頂きたいです。 私事で申し訳ないんですが、息子が小学4年生の時に 友達のくつろいでる姿をデッサンして校舎の廊下に貼られた事があるんです。 でも親の目から見て駄作にしか見えなかったので担任にすぐ外してもらおうと どうして息子の絵を選んだかを聞くと「お母さんにはこの絵から暖かさを感じられませんか?」と言われ 他の先生もとってもほのぼのした絵だと言って下さったみたいで、 絵の上手さにこだわってた自分に気が付きました。(でも、本当に下手な絵でした(^^♪) 自由に自分の感情の赴くままに書いた方が個性が出ていいんだなあと思いました。 写真も同じ事だと思います。 鹿さんはほのぼのとしてますね。耳の大きな鹿さんはカンガルーのようにも見えますね。 今日は個人的なコメントになってしまってごめんなさい。 【2006/10/2410:59】||晴香#9859db6f6d[ 編集する? ]
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かたちゃん、おはようございます!
ご無沙汰しています。ずっとつくばの娘のところの手伝いです。 かたちゃんの美術館だよりを拝見して奈良が恋しくなります。 秋の奈良、京都はやはりすばらしいですよね。 円山応挙の絵は現代の人の心も動かすものをもっていますね。 お嬢様と美術館めぐりなんていいですね。 |
応挙も芦雪も素晴らしい作品でした。まさに天才と奇才ですね。
日本絵画特に江戸絵画の素晴らしさを堪能出来ました。 |
平日だけに年配の方が多かったですが、本当にたくさんの方が来られていました。素晴らしい事だと思います。でも、京都に比べたら、やはり少ないですね。
娘は目を輝かして見ていましたが、私は、どうしても流し見ですね。それでも見ないよりはマシかなあと思ってますが。展覧会だけでなく、神社仏閣も感性を磨けるんですね。確かに建物や仏像は素晴らしい芸術品ですもね。 正倉院展、いよいよですね。今年は少し勉強してから見に行こうと思っています。 |
息子さんの素敵なお話ありがとうございました。とっても素晴らしい先生方に恵まれたようですね。でも子育てって本当に難しいですよね。でも、もう子供達は成人してますので、見守るしかんないですよね。
奈良公園に行く度にいろんな鹿さん達に出会えます。あんまり動物って好きじゃないんですが、奈良公園の鹿だけはとても愛着を感じます。これからもいろいろ観察していろんな鹿さんをお伝えしようと思っています。 いつも次女の写真を褒めて下さってありがとうございます。ちゃんと本人にも伝えていますので。 |
お久し振りでございます。ちょくちょく日記の方、覗かせて頂いてたのですが、更新がないので、心配しておりました。お元気そうで何よりです。つくばにいらっしゃるんですね。良いですねえ。
私自身は美術館とか苦手だったんですが、たまたま次女が好きなようでくっついて行ってます。興味がある人の見方は違いますね。視点が違うと言うか。私も少しずつ興味を持ちつつあります。 秋の奈良、京都をこれから、いろいろとお伝えして行こうと思っております。私自身とても楽しみにしています。 |
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